炭火焙煎 森の詩

2021/09/25 14:05



黒七輪

森の詩では三河の土を使った黒七輪を使用しております。

愛知の職人が手作業で作る、三河土を使った黒七輪。 今では作る職人がほとんどいないそうです。


黒七輪は珪藻土で作られ、その表面を三河の黒土で覆っています。

三河土は熱にとても強く、保温能力や蓄熱性にも優れていると言われ、七輪の原材料に適しています。

この三河の土を七輪の素材として有名な珪藻土でコーティングされています。

その為、丈夫で耐久性に優れているだけではなく、 炭の保ちも良く、燃焼効率が良いのも特徴です。 

黒い色は三河の土に炭を塗って乾かし、それを那智黒石で磨き上げています。



クバ扇(クバオージ)

クバオージは沖縄の植物、クバの葉から作られた扇になります。

焙煎後、豆を冷やす際に利用しております。

ヤシ科の大高木のビロウの木の事を沖縄では「クバ」と言います。

かつての沖縄では「クバ文化」という名があるほど、生活のあらゆる場でクバが使われていたそうです。現代まで残り、

使われている民具が「クバオージ」です。自然の木の葉が持つ暖かな風合いが感じられます。












銅の手廻し焙煎機

森の詩では二重構造の銅の焙煎機を使用しております。

銅は熱伝導率が高く、そのうえ二重構造のため、表面を焦がすことなく、熱をドラム内に閉じ込め、豆の奥に含まれる

水分を無くすことで、ふっくらとした後味のやわらかな豆を焙煎することができます



 


最後に

「道具」の語源は仏道の「具」の事で、仏道修行のための必要な具足からはじまり、仕事をするための大工道具や芝居の大道具など、

様々な意味として使われる様になったそうです。

道具というものは、その質の良さによって、わたしたちが持っている潜在的な能力や技術を最大限にまで高め、生かしてくれる事があります。

また、時として人の手が加わって作られたものに宿るエネルギーの存在も感じる事があります。

戦後、物があふれ今に至る現代の社会ですが、わたしたちが生きるうえでの「道」がある様に、道具とはその「道」を歩んでゆく上で

本来は「必要最小限」のものだけで十分な存在なのかもしれません。