茶坊
【茶】チャ・さ 茶をたててのむ作法。
/ 【坊】ボウ 僧の住むところ。
茶坊
一杯の珈琲を通して
自分自身へ還ってゆく…
何もない場所から見えてくる
もうひとつの世界
それは どこまでも続く静寂の世界
自然と藝術は そうした静けさの中で
時を超えて響き合う
そして 命の喜びを
思い出してゆく
土から生まれ
いつか土へ還ってゆく喫茶店
どんな命にもいつかは終わりがきます。
みなさんは次の世代に
どんな世界を残してゆきたいですか?
私は、私たちの祖先が残してくれた
この美しい自然と日本の文化を
未来の子供たちに残してゆきたい。
一人一人が持っている素晴らしい感性と共に。
そして命が循環してゆく社会を願い、
本物の「木・土・石」を使い、
伝統工法で喫茶店を建ててゆく決意をしました。
この地球に生きて、
命の喜びを思い出せる場所として。
自然の循環と響き合い
生まれてゆく一杯の珈琲
一期一会の出逢いの中で 一杯の珈琲を差し出す
手仕事を通して無心になり 静寂が訪れ
いつしかそこに存在するすべてと響き合い
ひとつになってゆく時
森の詩の珈琲は生まれてゆきます
珈琲豆・焙煎方法
珈琲豆について
森の詩では「原生林で自生した原種の野生豆」「宇宙の周期と共に有機栽培された原種の豆」の2種類を扱っています。多様性が豊かな森の中で伸び伸びと育ち、ひとつひとつ丁寧に手摘みされ、正当な価格で取引された豆になります。
詳細
蒸し焼き
〜熱を閉じ込め、蒸気熱で焙煎〜
生豆を浸水した後に蒸し焼きにし、最後に焙煎をしています。蒸し焼きにすることで豆の奥まで行き渡り、ふっくらとしたやわらかい珈琲を味わうことができます。
炭火焙煎
〜土佐備長炭と尾瀬の黒炭で焙煎〜
森の詩では職人の手仕事から生まれた備長炭・黒炭・三河黒七輪・チタン製の手廻し焙煎機を使い、時間をかけて少量ずつ焙煎をしております。炭と溶岩の赤外線によって豆の奥までしっかりと熱を通します。こうして苦味のない、それでいて奥深いまろやかな珈琲豆が生まれてゆきます。
道具たち
珈琲豆販売はこちら
「茶坊」の由来
「喫茶」は元々、中国の茶の文化から日本へ渡り、
禅の世界と結び付いたとされ、
分けへだてなく、一杯の茶を差し出す、
そうした意味が込められています。
「茶」は禅、「坊」は僧、
静けさの中から聞こえてくるもうひとつの世界…
何者でもない自分に 還ってゆける場所
そんな願いを込めて「茶坊」と名付けました。
雄大な景色の向こうに見える
遠い記憶の彼方に思いを馳せて。
中川 英明
焙煎士
約9年間カフェ業に従事。世界に起きている物事の源流を見つめてゆく中で「自然と命」が響き合いながら、社会を創ってゆくことの大切さを知る。2015年、焙煎士として「炭火焙煎 森の詩」を開業。2019年、いのちの芸術祭を主宰。その後、ご縁に導かれ、南信州の伊那谷へ移り住む。 2025年、中央アルプスを望む丘の上に小さな喫茶店「茶坊 森の詩」を開業。 建物は土壁・木組み・石場建ての日本古来から伝わる伝統構法。 自然と芸術が響き合い、いのちが循環してゆく場を創造している。