2021/09/25 12:49
森の詩では手動のコーヒーミルをおすすめしています。
電動式のミルにおいては、機械から発生する熱と高速で粉砕される粉同士の摩擦熱によって風味を損なうだけでなく、豆自体の劣化も早めていきます。
電動式に比べて手動のコーヒーミルは挽く手間は掛かりますが、熱の発生や変化はなく、
風味を損なわずに香り高い珈琲を味わうことができます。
また、これも個人的な感想ですが、手動のコーヒーミルは珈琲豆を挽くやわらかい音の響きと、
空間を壊すことなく心地良い、ゆっくりとした時間を味わえるものだと感じています。
数あるコーヒーミルの中、森の詩ではフランス製Peugeot社の鉄製ミルを使用しております。
1950~1952年の短い期間に創業100年を記念して作られたモデルになります。
独自の二重螺旋構造を持つ臼により、豆を軽く挽くことができます。
Peugeotは自動車メーカーとして有名ですが、元々は製粉業に始まり製銅所へと発展し、
1800年代には製鉄のミルを製造していたそうです。