2020/05/06 16:41



森の詩では信州の炭焼き職人が焼いた間伐材の白炭で自家焙煎をしております。

白炭の製法は備長炭と同様、木材を炭化させた木炭の中から高温で焼成し、窯の外へ掻き出し素灰を掛けて急冷させ、消火して出来ています。




国産の間伐材の白炭を使う理由

自然環境の循環に繋がっているということ。

また、自然なエネルギー源であり、熱の質がガスとは異なり炭自体が発熱して燃えるため、赤外線量が非常に多いためです。そして、白炭は黒炭よりも赤外線量が多くなります。




赤外線について

赤外線は物質の分子を振動させることで摩擦熱が発生し、熱源となります。また、備長炭や白炭にはセラミックスという成分が含まれ、加熱することで近赤外線を放射します。


近赤外線と遠赤外線について

近赤外線は可視光線(目に見える波長の光)に近く、遠赤外線は電波に近い波長と言われています。

遠赤外線は表面で熱に変わりますが、その中で限られた波長帯は水と共鳴しやすいため、水分を含む物質の深部まで熱が伝わります。

薪風呂や焚き火などで、体の芯まで温まるという経験をされたことはないでしょうか。

焙煎に関しても珈琲豆の内部に含まれている水分と共鳴するため、豆の深部まで熱を通していきます。


近赤外線の効果

また、近赤外線に関しては組織を壊さずに成分を中に閉じ込めて均一に加熱するため、ガスや黒炭に比べよりやわらかで深みのある珈琲豆に仕上げてくれます。

そして、炭は燃焼時に放出する多量の一酸化炭素が豆の旨味を閉じ込めるため、豆の劣化や酸化がゆるやかになります。




炭の歴史

炭は昔から私たち人間の暮らしの中で、様々な用途で大切に使われてきました。炭の歴史は約30万年前に遡ると言われています。

弥生時代からは農機具や金属加工にも使われる様になり、暮らしにおいて人と炭との関わりが深くなっていきました。


炭の産業と文化

奈良時代には炭で暖を取る様になり、火持ちが良いとされる「白炭」がその頃に生まれ、鎌倉時代には炭の需要が増え、商業としても認められ重要な産業とされていきました。

その後、茶の湯の文化が盛んになり、より質の高い炭が求められていく様になり、江戸時代には備長炭が普及していきました。

昔から日本では火を絶やさずに炭を上手に使い、そして火を守っていくことが女性の仕事であり、大切な役目だったそうです。


炭の可能性

現代では科学の発展により、炭の可能性や有用性が明らかになっています。

炭は還元効果が高いとされ、その働きは多岐に渡ります。土壌改良、湿気の吸着、空気や水の浄化、電磁波の緩和、有害物質の吸着、血行や代謝の促進、鎮静効果など、暮らしだけではなく、様々な可能性を秘めた天然の資源になります。


炭が失われていった理由

戦後は国の政策により、炭の熱源から地下資源の石油、ガス、電気などのエネルギーに変わり、次第に炭の需要や生産量が無くなっていきましたが、この日本には紛れもなく炭の文化がありました。




炭農家うえの

森の詩で扱う白炭は自然豊かな信州の信級で暮らしを育てている職人が「自然の循環」を大事にしながら、丹精込めて焼いています。また、炭焼き後の窯の余熱を利用し、山の湧き水で育てた自家栽培のお米で玄米珈琲を焙煎しています。


「炭農家うえの」のホームページはこちらからご覧頂けます。

また、白炭もこちらからご購入頂けます。


炭農家うえの

http://nobushina-coffee.com/