フェアトレードとは生産現場では、貧困、強制労働(適正でない過酷な労働環境)農薬の健康被害。競売に懸けられ企業や地主などからの不当な搾取。また、私たちの手元に届くまで、いくつもの仲介業者が入る事もあり、非常に安価な値段で豆が購入されています。その為、児童労働により子供が学校に行けないなど、多くの問題を抱えています。これは構造上の問題で、なかなか改善されないのが現状です。「本来のフェアトレード」は、発展途上国で作られた伝統的な手工芸品や農産物を公正な価格で取引きする事によって、生産者の持続的な生活向上を支え、経済的、社会的な自立を支援する運動です。コーヒー豆の現状1997年以降、コーヒーの生産者価格が大暴落したことから、世界的なコーヒーの危機が進んでいると言われています。現在、世界のコーヒーは石油に次ぐ国際投機商品と言われています。そして、コーヒー豆の市場価格をアメリカ、ヨーロッパ、日本を含めた8つの大企業が取り仕切り、原価よりも安価で購入されているという現状があります。緑の革命(1960年代)以降、コーヒーの大量生産がはじまり、多量の化学肥料・農薬・除草剤が使用される様になりました。こうして一般的な栽培の多くは生産費用の約半分を農薬・除草剤・化学肥料などに費やしてゆく様になりました。これも構造上の問題から生まれている現状のひとつだと思います。有機・無農薬栽培への移行現在は環境への問題や健康被害を懸念し、一部の生産者の中から有機・無農薬栽培や森林農法などの取り組みが生まれています。森林農法に関してはこちらからご覧頂けます。https://www.morinouta.info/info/20200502有機・無農薬栽培や森林農法は農薬・肥料に掛かる費用の大半を人件費に利用できるため、地域の発展にも繋がります。コーヒーに限らず、私たちの選択ひとつひとつが、生産者の生活の助けや自然環境を守ることに繋がってゆきます。