2023年10月、喫茶店の建て方が終わりました。誰一人怪我なく、無事に終えられた事が何よりです。この日に向けて約3ヶ月間、棟梁を中心に職人達が墨付けや刻みを行ってきました。そして、建て方当日、多くの職人たちの手によって二日間で棟上げが終わりました。長年の経験から生まれてゆく技術と勘。世代を越えた職人達の連携と共に、木と木が合わさり、建物として建てられてゆく。それは、ひとつの物語を見ている様でもありました。カメラのレンズを通して一瞬を切り取りながら描かれてゆく、もうひとつの世界。一人一人の真剣な眼差しが澄んだ空や、山々の景色と重なり合いそれが時々、僕たちの未来を映し出している様にも思えました。年の離れた友人の棟梁、大工さんをはじめ、設計士さんや友人たちそして職人や地元の方々のおかげでこの日を迎える事ができました。そして、いつも遠くから見守ってくれているすべての人たちに、感謝の気持ちを込めて。いつか、僕たちがこの世から居なくなった後もこうした素晴らしい技術や、自然を見つめてゆく心が次の世代へと受け継がれ続いてゆく事を願っています。